知床世界自然遺産登録20周年を記念して、
しれとこ100㎡運動推進本部・斜里町立図書館・斜里町環境課が主催となり
「おそと足りてる?初夏の森あそび遠足」イベントを開催しました。
このイベントは
「ネイチャー ディフェンシー シンドローム(自然欠乏症候群)」がテーマです。
斜里町やその他近隣地域から、親子の皆さまが参加してくれました。
斜里町市街地にある町立図書館に集合。
幼少期に自然に触れる経験が
いかに子供に良い影響を与えてくれるか?というテーマで
東京大学・森教授にオンラインレクチャーをしていただきました。
生物多様性の研究で知られる森教授は
知床と縁も深く、
今回はオンラインとなりましたが
新鮮で刺激的なお話を聞かせてくれました。
その後、参加者全員でバスで
知床のあるウトロへ移動。
ちょうどお腹がすいたところで
おそとでランチ!
天気もよく、最高のランチタイムとなりました。
お腹いっぱいになった後は
知床国立公園内の森づくりの道「シカ柵コース」へ。
知床財団のメンバーから
樹を植えることの意図や実際の植え方のデモンストレーション。
そして、ひとチームずつ苗木が渡されます。
それでは皆さんも植えていってください!
という掛け声とともに参加者は散らばり
思い思いの場所で
実際に木を植えてもらいました。
土の匂いを感じたり
風の肌触りを体感したり
ゆれる草木の音も
自分の五感を使って、おそとを感じる1日。
小さな木の実や昆虫に気づく参加者も。
まさに「おそとが足りてる」時間となりました。
しれとこ100平方メートル運動ハウスに戻り
今日のふりかえりも、しっかりと。
後は斜里町市街地に向けたバスに乗って解散、となりました。
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。
しれとこ100㎡運動とは?
1977年から始まった、
かつて乱開発の危機にあった知床国立公園内の開拓跡地を保全し、
原生の森を復元する取り組みです。
サイトもぜひご覧ください
Updated / 2025.06.14